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医療相談Q&A集
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Q1 2年間咳と痰が続きます。医師は慢性気管支炎といいますが、心配です
Q2 胃潰瘍について教えてください
Q3 食道ガンと肝臓ガンと喉頭腫瘍、治療はどれからするのでしょう
Q4 大腸ポリープがバリウム検査で見つかって、内視鏡検査をしてみると「ない」。これ本当?
Q5 インフルエンザの予防注射の価格に大きな差があります。
Q6 暗い場所で視力が落ちます。
Q7 肛門がゆるくて、便が漏れます。
Q8 喘息ではないのですが、吸入液を使って良いでしょうか。
Q9 食が細くなって、だんだん痩せます
Q10 陳旧性結核というのは何ですか。
Q11 ガンが恐い
Q12 大腸の検査について教えてください
Q13 日本の薬の本を教えてください。
Q14 感染で骨が溶けた足。本人は拒否していますが、切断すべきでしょうか。
Q15 CT・MRIで異常なくても、脳梗塞でしょうか?バファリンとワーファリンの違いは?
Q16 何にでも効く6000円の水。本当にきくのでしょうか。
Q17 こむら返りが頻繁におきます。原因と治療法は?


【Q1】私の母が、2年位前から咳と痰がでます。 病院でレントゲンと喀痰細胞診を受けましたが、左肺に結核の治った跡 がある以外に異常なしと言われました。本人 は結核になった覚えはないと言っていますが・・・。現在は慢性気管支炎の薬を飲んでいます。先生は「慢性気管支炎かもしれません」とおっしゃって いたのですが、慢性気管支炎の診断はそんなに簡単につくものでし ょうか?母の症状は、1〜2時間おきに咳をして、咳をする とそのあと痰がからみます。咳をしない日は一日もありません。このよ うな症状で考えられる病気と、その診断法について教えてください。   <トップ>   
咳と痰、2年間というのは確かに長いです。咳が出る理由が何かあるはずです。 心配しなければいけないのが、肺ガンと肺結核で、ありそうなのが慢性気管支炎でしょう。
 慢性気管支炎の診断基準は、持続性または反復性の痰を伴う咳が、少なくとも 連続して過去2年以上、毎年3ヶ月以上続くもの。 (ただし、結核、肺炎、気管支拡張症、嚢胞性肺疾患、塵肺、膠原病、肺線維症、・ ・・ など原因があって上記症状を呈するものを除く)と言うことです。
 すなわち、他に合致する病気が無ければ、 難しい検査をしなくても上の症状があれば慢性気管支炎として良いわけです。 その先生は肺ガンと肺結核を調べるために、 レントゲン検査と喀痰細胞診を行い、その結果問題なしと考えて、 「慢性気管支炎」を診断名にあげたのでしょう。
 さて、他の病気の除外ですが、結核と肺がんについては、胸部写真と喀痰検査をして、 異常がなければ、通常はそれ以上の検査はしません。 しかしその写真を見ていませんし、「絶対」ということもありません。 どうしても心配ならば、さらに追加検査を希望してみるのも1つです。 先生に催促するのが気が引けるのならば、「癌の心配はないのでしょうか、心配で夜も眠れないのです」と、 ご家族共々で訴えれば、先生の心が動くかも知れません。 慢性気管支炎は喫煙、大気汚染、職場の化学物質、喘息、慢性鼻疾患、などが 誘発原因としてあげられています。慢性気管支炎であれば、特効薬はありません。 症状を少し楽にするのが目標になるでしょう。

【Q2】胃潰瘍について、お伺いします。
・胃潰瘍から癌になることはあるのですか?
・食事で肉類で鶏肉以外食べてはいけないのですか?
・絶対に食べてはいけないものを教えて下さい。
・不規則な生活しか出来ない場合、手術した方がよいのですか?
・完治するまで、どれくらいの月日がかかりますか?
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> 胃潰瘍から癌になることはあるのですか?
 潰瘍のあった場所から癌が発生したという報告はあります。 しかし、これは潰瘍が癌になることを意味しません。単に、潰瘍の場所に癌があったというだけです。 つまり、潰瘍ができても癌になると考える必要はありません。 もし、「癌になるかもしれない」と説明を受けたとすれば、 その潰瘍は、もともと悪性の疑いがある潰瘍ではないかと推測します。
> 食事ですが、肉類で鶏肉以外食べてはいけないのですか?
 肉は、胃での消化が悪く、肉汁が胃酸の分泌を刺激するため、あまりおすすめできません。 しかし、急性期の炎症の強い時期を過ぎてしまい、適切な薬物治療を行っていれば、 それほど気にする必要はないでしょう。
> 絶対に食べてはいけないものを教えて下さい。
 出血しているときなどは、絶食治療が必要です。急性期は、お粥でおかずは軽いもの、 肉は白身魚など、やわらかくて消化の良いものに限ります。 しかし、上述の通り、治癒期に入り適切な治療を受けていれば、 何を食べてもかまいません。 もちろん、暴飲暴食はいけません。
>不規則な生活しか出来ない場合、手術した方がよいのですか?
 不規則な生活は、潰瘍に悪いことは確かです。 しかし、それだけでは手術を勧める理由にはなりません。 現在は、良い薬があるため、放っておくと命が危ない、もしくは食事が摂れない、 という状態(出血が止まらない、穴があく、物が通らない)でもない限り、手術にはなりません。
>完治するまで、どれくらいの月日がかかりますか?
 通常は、6週間から8週間です。 もちろん、この期間で治らない人もいます。 >他に注意することがあれば教えて下さい。
 通常の潰瘍は約2ヶ月で治りますが、その後、再発を繰り返すことが多いです。 このため、治っても、再発予防のために薬を飲み続けることがあります。 再発を抑えるために、除菌治療というものがあり、この11月から保険治療として認められました。 再発を繰り返す場合は、先生に検討してもらったほうが良いでしょう。

 
【Q3】父は、胃潰瘍の疑いがあるということでA病院へ検査入院し、その際に 食道癌が発見されました。 大きさは4cmで口と胃のちょうど中間にあるそうです。 また、肝臓からも1cmの癌が発見されました。 この食道癌は内視鏡手術では、対応できないそうです。 即手術と考えていたのですが、その後、本人が喉の痛みを訴え 喉を検査した所、腫瘍(癌ではないそうです)が発見されました。 A病院には耳鼻咽喉科が無いということで、現在、B病院(総合病院) へ紹介状を書いていただき、入院先のA病院からB病院へ通院しております。 今現在、喉の腫瘍を治療しているのですが、その治療が完了してから、 手術を行なう予定だそうです。 この間に食道の癌がさらに進行/転移してしまわないかと心配です。 こういう場合は、喉の腫瘍を治療する事が先決なのでしょうか?   <トップ>   
 複数の疾患を合併したときに、これらの病気を治療する順番をどうするか 悩むことはままあります。 その判断基準は緊急性と相互関係です。
 緊急性とは早く治療すべきものを先にするべきということです。 この意味では今回の場合、悪性腫瘍(癌)の方が優先されるべきでしょう。 しかし、悪性腫瘍でも、1〜2ヶ月程度の前後であれば、あまり気にしないのは確かです。 言い出せば、診断がついたら翌日にでも手術した方がいいことになりますが、 実際はこのくらいの差は、病態に大きな変化がないことが多いからです。 (もちろん、出血や腸閉塞など緊急の事態が起きている場合は別です。)
 相互関係とは、1つの疾患が他の疾患に与える影響です。 今回の場合、3つの病気治療のうち、食道癌の治療が最大のものです。 したがって、この治療がうまくいくかどうかに重点を置くべきでしょう。 食道癌の手術は呼吸器合併症の多い手術ですから、 喉など気道の病気は先に喉を治しておきたいと考えるのは不思議ではありません。
 3つの病気の進行度など詳しい情報がありませんから、 これ以上はお答えしにくいです。
 今回のお父さんの病気では、食道が一番中心でしょうが、気になるのが、肝臓癌と喉の腫瘍です。 肝臓癌が食道癌の転移だとすれば、食道癌手術は根治性がありません。 進行や転移のことを考えて、手術を急ぐ必要はほとんどなくなります。 また、喉の腫瘍も100%良性と言い切れるか、 術後に悪影響をあたえるような大きさかは知りたい情報です。 とにかく、3つの腫瘍の病態、病期(進行度)によって判断がかなり変わります。 医師から話を聞く場合、上記のことを参考の上で、 それぞれの病気の進行度、お互いの病気に関連性があるのか(転移ではないのか)、 どのような治療をするのか、この治療の順序を選択した理由は何か、 これらが治る確率はどのくらいかなどについて、説明してもらうと良いでしょう。

【Q4】父が、腸にバリウムを入れて写真をとったところ、 「大腸の奥の方に、1.5cmほどのポリープ」が見つかりました。 そこでさらに、内視鏡検査を行ったのですが、どんなに探しても そのポリープが見つからないのです。担当医は、首をかしげながら 「見つからないのだから、切除のしようがない」と言われ、結局何も処置しないことになりました。 内視鏡による検査で、あるはずのポリープが見つからない(見落としがある)というケースは あるのでしょうか。 レントゲン写真に写ったものが、ポリープではなく別のもの(便など)だった、 という可能性はあるのでしょうか。 ほかの病院で、改めて検査をしたほうがよいでしょうか。   <トップ>   
>内視鏡による検査で、あるはずのポリープが見つからない(見落としが >ある)というケースはあるのでしょうか。
 あります。 比較的小さいポリープ(5mm以下くらい)の場合、 腸のヒダに隠れて、見落とすことがあります。 しかし、今回のように1.5cmもある場合は、 見つからないということは、まず考えにくいです。
>レントゲン写真に写ったものが、ポリープではなく別のもの(便など) だった、という可能性はあるのでしょうか。
 今回の場合、この可能性が高いと思います。 ポリープと便は、X線写真で概ね区別できますが、絶対でもありません。 形の上でどちらか判別しにくい場合、検査中に患者さんに体位を変えてもらいます。 コロコロと移動すれば、間違いなく便ですが、 へばりついて動かない便もあるので、判断が難しい場合、間違える場合もあります。 特に、検査中に気づかず、写真を見直したときに見つけた場合や、 検査した医師と写真を読む医師が異なる場合などは、起きやすい間違いです。
>ほかの病院で、改めて検査をしたほうがよいでしょうか。
 この経緯を聞く限り、この病院の医療レベルを疑うほどのことではないと思います。 日常茶飯事とは申しませんが、ときどきあることです。  また、上の2つの質問に対する答でも述べましたが、 今回の場合、ポリープがない可能性が高いと思います。 腸の検査は決して楽なものでないので、 それほど再検査をお勧めはしません。 もちろん、医師への信頼度の問題で、「どうもこの医師は信用ならん」、 とあれば、医者を代えることは必要なことでしょう。

【Q5】昨年、インフルエンザの予防注射を近くのA医院で受けました。 1回4200円、2回で8400円を支払いました。
ところが、今年になって母がB医院にかかり、予防注射を希望したところ、 何と1回2100円!!A医院の半額なのです。 A医院が暴利をむさぼっているのか、はたまた、B医院が薬を水で薄めているのかと疑ってしまいます。 こんなことってあるのでしょうか。
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あります。予防注射が、保険診療ではないからです。 保険診療は、国によってその請求額が決められており、どの医療機関にかかっても同じ額の請求になります。 (正確に言うと、診療所と病院で異なる場合がありますが)。 しかし、自由診療は、各医療機関がその請求額を決めて良いのです。 予防注射以外には、ピアスの穴開け、産婦人科の出産費用や美容整形などもこの自由診療です。
 注射薬の卸価格は各医院によって少しは違うでしょうが、それほど大きく変わるものでもありません。 B医院の額2100円という額は、原価割れはしていないと思いますが、針や注射器の代金、人件費なども考慮すると、 破格の値といって良いでしょう。しかし、水で薄めるということはないでしょう。そんなことをすれば、 効果が落ちて悪評がたつ恐れもあり、そんな危険を冒して安売りする意味がありません。
B医院は、おそらく予防注射を地域住民へのサービスの提供と考えて、 利益を上げることを全く考えていないのではないかと思います。

【Q6】47歳男性です。約半年前から、夜(暗い所)視力が極端に落ちます。 車の運転など照明が有れば良いが、暗がりを歩く時足下が大変不安です。 17歳から眼鏡をかけています。近眼で少し強い方です、乱視はほとんどありません。 アドバイスをお願いいたします。   <トップ>   
暗い所にいると、瞳孔が開きますので、焦点を合わせにくくなります。一番多いのは何らかの原因による視力の低下です。47歳ということからは、老眼が進んでいる可能性を考えます。気になるようでしたら、眼科で視力検査を受けられることをお勧めします。
もちろん、軽い夜盲症ということもあります。 夜盲には、先天性(生まれつきもしくは遺伝的)と、 後天性(生まれたあとでかかる病気)とがあります。 夜盲症の9割以上は先天性で、これらは子供の頃から発症します。田村さんの場合はあるとすれば後天性夜盲症でしょう。
後天性夜盲症の代表選手は特発夜盲というもので、ビタミンA欠乏によるものです。 他には、眼球鉄症、緑内障の進行による視野狭窄、 白内障の初期、近視が強くなった場合などがあります。
ほうれん草や人参をたくさん食べて(ビタミンAをたくさん摂って)、 治らなかったら眼科を受診しましょう。

【Q7】肛門についての悩みがあります。一言でいうと「肛門がゆるい」のです。 自宅でくつろいでいる時、ふいに気付くと肛門部が湿っていて、トイレに入って拭いてみると大便が少量出ているのです。 失禁というより「ちびる」という程度です。大酒や寒い床に長時間座るなどをしない限り、痛みや出血はありません。 「命に別状はない」のですが、症状が症状で気が滅入ってしまいます。何かアドバイスをお願い致します。   <トップ>   
一言で申しますと、おしりを見ないとよくわかりません。 本当に肛門がゆるいのか、形に問題がないのかは、診察しないと判然としません。
1つ心配なのは、痔瘻です。便がおしりの穴から漏れるのではなくて、 おしり穴の傍に小さい穴が空いて、膿のような便汁が出て、下着を汚している場合があります。
痔瘻は一時期痛みを出しますが、その後痛みが治ってしまい、 自分では全く気がつかないうちに、悪化している場合があるのです。 痔瘻ならば、確実に治療が必要です。
とにかく、一度診察を受けることをお勧めします。

【Q8】6才の子供。風邪による咳をおさえるのに、妹が喘息のため使ってい るくすり(インタ-ル・ベネトリン)を吸入させてもよいでしようか。 6才の子供は、喘息ではありません。明日発表会があるので一時的でも抑えられたらと思います。   <トップ>   
結論から言えば、問題ないでしょう。
実際、ベネトリン液は喘息以外に、気管支炎にも処方することがあります。 しかし、インタール液はアレルギー反応の炎症を抑える薬ですから、 喘息以外に処方することは普通はありません。 しかし、効果があって、発表会のような場のために1〜2回使うだけならば、 それは結構でしょう。

【Q9】2年ほど前から食が細くなりはじめ、以前160cm47kgだったのが今では44kgになってしまい、 足も出せないほどです。3食とっていますが、量が食べれません。 1食の量が軽い朝食程度、たくさん食べようとしてもおなかが苦しくなってきて受け付けません。 でも嘔吐などはありません。食が細くなって来たから胃が小さくなったのでしょうか? 今はとにかく太りたいです。どうしたら普通の量食べれるようになるでしょうか?   <トップ>   
あなたの標準体重は56kg程度ですから、現在、22〜3%程度の痩せです。 必ずしも、病的ではありませんが、動くのがつらいとなればやはり問題です。
小食で、すぐ満腹になると言うことは、胃が十分に拡張できないか、通過に問題があ ると考えられます。痩せた期間、他の症状(胸焼け、つかえ感、痛みなど)の有無、 年齢などによって、疑う疾患は変わってきますが、 とにかく、医療機関を受診されることをお勧めします。
食道、胃、十二指腸という上部消化管の病気、また、その周辺臓器(肝臓、胆、膵、 後腹膜など)の病気、年齢によっては、食思不振症なども可能性としてあがります。
食事を食べる工夫を考える前に、病気が無いことを確認する方が良いと思います。
【Q10】46歳女性。6年前の人間ドックで「陳旧性結核」とのことで喀痰検査をしましたが がその後の通院で何も言われませんでした。小さい頃気管支炎をやりましたが、 30歳までに受けたレントゲンではひっかかったことはありません。 先月、個人病院で胸のレントゲンを撮ったときに異常なしと言われ、 ドックでの事を話したら「ああこれね。定期的に検査しましょう。」と言われただけです。 結核かどうかはっきりさせたいのですが、精密検査の必要はありますか?   <トップ>   
 結論から言うと、あまり気にしなくて良いでしょう。 「陳旧性結核」とは、文字の上では古い結核という意味ですが、 実際のところは、 「写真に変化があるが、現在問題なく理由もはっきりしない。 古い結核の痕跡かもしれない」と言う意味だと考えてください。
 よく「陳旧性結核」とされるものの中には、 胸膜の肥厚(肺の外の膜が厚くなること)や、小さな石灰化(カルシウムの沈着)が あり、これらの多くは結核とは何の関係もありません。
 タナカさんの場合、人間ドックで結核の喀痰検査まで行って正常とされ、 最近の胸の写真を撮影して、その旨を訊いても痰の検査をされないのですから、 写真からはあまり結核を疑っていないと考えて良いでしょう。
 ただし、写真を見ずに推測だけでご返事しましたので、 心配ならば呼吸器専門医を受診してください。
【Q11】最近身内の者がガンに蝕まれています。 ガンが恐いのですが、ガンになりにくくする方法はありますか。   <トップ>   
 一言で言えば、確実な方法はありません。(あれば、きっと世界中の人がやると思います)。
強いて言えば、体調を整え、免疫力(外敵をやっつける力)を保つこと。すなわち、規則正しい生活をし、無理をしない。暴飲暴食を避け、睡眠を良く取る。肉体的および精神的なストレスが体調を落とすからです。
 もちろん、塩分の高い食事と胃ガン、たばこと肺ガンや喉頭ガン、高濃度のアルコール飲料と食道ガンなど、などガンとの明らかな因果関係が証明されているものは、避けるべきでしょう。
 
【Q12】1年程前、会社の人間ドックで検便の結果潜血反応陽性 と言われました。精密検査を勧められていますが、具体的にどのような検査をすることになるのか、検査にかかる時間や費用、また身体的にかかる負担など、具体的に教えてください。   <トップ>   
 大腸の検査は、バリウムの検査と、内視鏡の検査があります。
まず、バリウムの検査の説明をします。
前日(場合によって前々日)から、便にならない特別の食事をとります。 これは、病院もしくは薬局で購入します。 さらに、前日の夕方に強い下剤を内服し、下痢を出します。 翌日受診し、午前中に検査をします。 おしりの穴に細い管を差し込み、ここからバリウムと空気を注入して、腸を膨らませていろいろな角度から、X線写真を撮ります。 検査時間は20分〜30分です。
 次に、内視鏡検査についてご説明します。
こちらは、前日まで普通の食事が摂れます。当日朝に、2リットルの水に溶かした下剤を服用して、その後、水下痢が出ます (2リットルは大量のようですが、ほとんどの方が無理なく飲めます)。この後、病院に行き検査をします。
 おしりの穴から内視鏡を入れ、大腸の中をのぞきます。大腸の中にカメラを進めていくとき、痛みを伴うことがあり、 多くの施設で、苦痛を軽減するために痛み止めや鎮静剤を使います。また、0.1%以下ですが、ときに腸が裂けて手術を要する場合があります。 検査時間は15分〜30分、ときにさらに長くかかる場合もあります。

昔は、まずバリウムの検査をして、問題があれば内視鏡と考えましたが、今は、医師の内視鏡の手技が上達し安全性も高まったため、 X線被爆がなく、検査後に便秘などの心配のない内視鏡を勧める施設が増えてきました。
検査にかかる費用ですが、バリウム検査は12000円、内視鏡検査は20000円弱ぐらい(使う薬の種類や写真の枚数で変わります)です。 健康保険の種類によって、自己負担はこの1割〜3割になります。つまり、1000〜6000円になります。
【Q13】実は私の友達が薬剤師で韓国で薬局をやってます。 日本で一番有名な(売れてる、役に立つ)服薬指導の本を求めています。 出来れば英語で書かれた本を求めています。教えてください。   <トップ>   
 わたしは薬剤師ではないので、服薬指導の本には詳しくありません。
多くの医師が医薬品の辞書として利用するのは下の本です。 日本で売られている全ての薬品についての用法・用量、効果効能、副作用、作用機序、代謝など情報をまとめて記載している本です。
ほとんどの医療機関に1冊はあるので、1番売れている医薬品の本と言っていいでしょう。ただし、服薬指導の本ではありません。
医療薬日本医薬品集 (別名:Drug in Japan)
日本医薬情報センター 23500円
残念ながら日本語のみです。
【Q14】祖父(86歳)は10数年前の左脛を骨折後、この部の炎症が続いています。本人は大の病院嫌いで、家族の再三の勧めにもかかわらず、病院に行きませんでした。
ここ半年位、足からくる悪臭が酷く、半強制的に病院に連れて行ったところ、左膝下の骨が原型を留めておらず、感染から死に至る可能性があるとのことで切断を勧められました。
治療の為、即入院をとの勧めを本人は拒否。「86歳まで生きたのだからいつ死んでも良い」と切断も拒否。どうしたら良いものか家族は困惑しています。
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 お話を聞く限り、医学的には切断するべき足でしょう. その理由の第1は、このまま放置すれば、感染が全身に及び本人の命に関わることです。 第2は、このままの状態にしておくと、痛み、発熱などの本人の苦痛が続くこと。 第3は、悪臭や汚染などにより家の中の環境が悪くなる。 さらに、濃厚な医療介護が必要になり、人的金銭的負担も増えるでしょう。
  ご相談を見る限り、ご本人が治療を拒否する主な理由は、第1の理由の否定、すなわち、延命治療が必要ないということだと思います。 第2、第3の理由を説明して、もう一度説得してみてはどうでしょう。 つまり、命が危ないから手術するというより、残りの人生から、苦痛を取り除くために、そして、より快適で人間らしく過ごすために切断したほうが良いのだと言うことを強調して説得するのです。
「手術がこわい」ということも先に立っていると思います。手術はそれほど痛みがない、 かえって、そのままにしておく方がはるかに強い痛みに襲われるということも説明しましょう。
しかし、治療を選択するのはあくまでも本人です.最終的に本人が選んだ選択は、尊重すべきでしょうし、 それは、きっと本人にとっていちばん良い選択なのだと信じて、協力してあげることも必要だと思います。
【Q15】私は先般眩暈に嘔吐を伴い入院し治療を受けました。 入院中に右手足に麻痺が出て且つ左半身に知覚変化(温度感覚)を来たしました。 入院中CTやMRI撮影をしましたが、その結果では異常ないとのこと。 私には右手足の動かしにくさや、温度感覚、知覚のにぶさが残っているのですが、本当に異常がないのでしょうか?
現在服用中の薬は脳外科で処方されたバッファリンです。今までは内科で処方されたワーファリンでした。この違いは何でしょうか?
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 一連の症状(めまい、知覚変化、不全麻痺など)をお聞きするに、脳の障害(特に脳幹部付近)がもっとも考えやすいと思われます。 脳幹部というのは脳の要になっている部位で、大変小さな病変でも広い症状を出す可能性があります。 脳幹部の脳梗塞はX線CTでは見つけることができませんが、MRIならばかなり小さいものまで見つけることができます。 しかし、患者の症状こそが病態であり、症状が残っている限り、障害はあると考えるべきで、やはり、どこかに異常があるのでしょう。 ただ、MRIで明らかな異常を認めないということは、あまり心配のないものと考えて良いと思います。
次にバファリンとワーファリンについてです。2つとも血液を固まりにくくして血栓を予防する薬です。 この血栓ができるのには、血小板と血液凝固因子が関わっています。 血小板の機能を抑えるのがバファリンで、凝固因子の機能を抑えるのがワーファリンです。
通常の血栓予防にはバファリンが使われることが多いです。 ワーファリンは手術で血管内に人工物が入っているような場合に使うことが多く、投与中は投与量の管理のためにときどき採血をする必要があります。
【Q16】最近、私の父母が、知人の勧めで2リットル6000円の水を飲んでいます。1日に20〜30mlずつ飲んでいます。 その水には、いろんな成分が入っていて、体にいいそうなんですが、本当なんでしょうか?
ごく安い水を法外な値段で売りつけられてるかもしれない。何の効果もない、逆に体に悪い水かもしれない。そんなことを考えてしまいます。
<その水に含まれているとされる成分> カルシウム・マグネシウム・ニッケル・バナジウム・リン酸・チタン・マンガン・ナトリウム・クロム・亜鉛・ゲルマニウム・ストロンチウム・リチウム・カリウム・ケイ素・アルミニウム・コバルト・フッ素・イオウ・銅・ベリリウム・セレン・鉄・モリブデン・ヨウ素
  <トップ>   
 これは、私の単なる感想です。以下を立証するなんら根拠もありません。
何にでも効くというかなりいい加減なうたい文句といい、元素名を並べ立てただけの成分といい、大変いかがわしい。 2リットル6000円という価格から考えても、これは十中八九詐欺でしょう。
からだに悪いものかどうかはわかりません。おそらくは、ただの水で毒になるような成分はないと思いますが、 できれば、やめたほうが無難でしょう。
しかし、1日20ml、60円程度の損害ですから目を尖らせることもないかもしれません。 本人たちが飲んで喜んでいるとすれば、それはそれで体に良いことです。
娯楽に使ったお金だと思えば、高くはないでしょう。銀座のクラブにいけば、もっと高い水を売っていて、 喜んで飲んでいる人たちがたくさんいますからね。
【Q17】この頃毎夜と言っていいほど、両足の脹脛にコムラがえりが起こります。 一年前脳梗塞により、後遺症として左足に知覚障害、右足に若干の歩行 障害が生じ、飛んだり跳ねたりは勿論のこと立ち振舞いに難儀する状況 で完全に運動不足の状況です。それで朝40分位散歩しております。 この散歩で足を使用するのでコムラがえりが起きるのでしょうか? 又この現象を防ぐ方法は何かありませんでしょうか?   <トップ>   
 有痛性筋痙攣、通称「こむら返り」と呼ばれるものです。その病態は必ずしも明らかではなく、定義も曖昧です。 したがって、治療も定まったものはありません。
原因としては、血液透析などによる循環血漿量の減少 、 カルシウム、マグネシウム、ナトリウムなどの欠乏や各種ビタミンの低下 、 糖尿病、肝硬変、動脈硬化、甲状腺機能障害、尿毒症などの病気 、 変形性脊椎症、椎間板ヘルニア、妊娠中の人 、 などが考えられていますが、これらの原因があってもこむら返りをおこすわけではありません。 また、正常健康人においても過労、運動疲労時、睡眠時にときによく認められる症候です。
頻繁に起こる人は、上記疾患がないかの検査が勧められます。 お話を聞く限り、脳梗塞による麻痺が悪影響を与えている可能性は高いと思います。 散歩による筋肉疲労はこむら返りの誘因になりますが、散歩には下肢の循環を良くする効果もありますから、 かならずしも悪影響を与えているとは限りません。早々にやめるべきとは思いません。
こむら返りをおこした場合は、まず痛い部分をゆっくり伸ばして しばらく待ってから暖めたりマッサージをしてみてください。 症状が持続あるいは頻発するようであれば、予防的に薬を使うこともあります。 抗痙縮剤、抗痙攣剤、その他「芍薬甘草湯」という漢方薬も結構効果が高いので頻用されます。